　鶴居のまち

　５４年前は鶴居村として独立した自治体でしたが、今は甘地や川辺、瀬加と同じ市川町のひとつの集落です。ＪＲ播但線は鶴居駅始発列車も最近まであったのですが、乗降客が減る一方で駅前も賑わいがなくなり、商店も寂しい状態です。ＪＡのストアーもその支店すらも統合で廃止となりました。そのかわり、田舎らしい風情は残っています。大きな三角のワラ屋根の農家も見かけます。のどかな田舎の風景はしっかり残っています。

　　銀の馬車道

　ＪＲ鶴居駅前から市川に架かる屋形橋を渡ると屋形の集落です。生野銀山から瀬戸内の海路への道としての街道筋になっていました。明治の初期に全長４９ｋｍの「生野鉱山寮馬車道」として造られました。鉄道が開通するまでの間に利用されていましたが。現在、その道路の歴史を記念して沿線各所で看板等が設置されています。ＪＲ播但線の電車も「銀の馬車道」のイラストで塗装された三編成（赤、青、黄）を運行中です。